学年別 “余白時間” のつかい方ガイド
幼児期とは違い、小学生になると一日のリズムがガラッと変わります。
「手が離れる」と言われつつ、実際は別の形で手がかかるのもこの時期。
だからこそ、働き方に“ゆとりの余白”をどこで確保するかがポイントになります。
本記事では、1〜6年生までの変化と、それぞれの時期におすすめの働き方・使い方をまとめました。
働き方のヒントとして、ご活用ください！
1・2年生：放課後が短く、“帰宅ラッシュ” が早い時期
● 生活リズム
・下校時刻が早く、学童に入らない場合は14〜15時台に帰宅
・宿題のサポート、持ち物チェックなど「見守り時間」が多い
・急な行事や短縮授業が多い
● この時期に合いやすい働き方
・午前〜14時頃までの時短勤務
・週3〜4日勤務
・自宅に戻りやすい勤務地（子どもの急な呼び出しに備えて）
● “余白時間” の使い方ヒント
・午前中に仕事を集中させ、帰宅後は「宿題タイムの伴走者」に
・夕食の作り置きや下ごしらえを前日に少し仕込んでおく
・スケジュールを詰めすぎず、“想定外” の余白を1〜2コマキープ
小1・2の働くママの合言葉：
“時短は保険。ムリなく積み上げる”
3・4年生：自立が進み、少しずつ「あと一歩」の伸びしろ期
● 生活リズム
・下校時刻が安定し、帰宅が15〜16時台に
・宿題も自力でこなせるように
・友だち関係が広がり、休日の予定が読みづらくなる時期
● この時期に合いやすい働き方
・9〜15時前後の“学校時間フル活用”勤務
・週4〜5日でも無理が出にくい
・資格取得やキャリア再構築を始める余裕が出る
● “余白時間” の使い方ヒント
・子どもが宿題に集中している時間を“自分の学びタイム”に
・工程の少ない家事ルーティンを整える（洗濯の自動化・献立固定化など）
・空いた時間にキャリア相談や職場見学も○
中学年前半のキーワード：
“自分の時間を、そっと取り戻す”
5・6年生：生活は安定、心はゆらぎやすい“思春期の入り口”
● 生活リズム
・下校時刻が遅くなり、帰宅後のサポートは減少傾向
・反抗期の“前夜”のようなゆらぎが始まる
・塾やクラブで夕方のスケジュールが変動しやすい
● この時期に合いやすい働き方
・フルタイムに近い時間帯へシフトする人も
・在宅＋通勤のハイブリッド勤務
・中学進学を見据えて家計を整えやすい時期
● “余白時間” の使い方ヒント
・帰宅後は“距離感のある見守り”がちょうどいい
・進学に向けた情報収集を少しずつ
・自分の働き方の見直し（正社員か、時短継続かなど）
高学年の知恵：
“そばにいすぎず、離れすぎず”
働き方は “段階ごとに変えていい”
母親業は6年で一周し、景色がどんどん変わります。
それに合わせて働き方も変わっていくのが自然です。
・低学年は “守り” の働き方
・中学年で少しずつ “攻め” の準備
・高学年で生活もキャリアも “整えていく”
固定した正解はなく、家族のタイミングに合わせて編み直せばいい。
働く主婦の味方である派遣会社なら、その変化に寄り添いながら、
“ちょうどいい働き方” を一緒につくっていけます。
